タバコ税考察
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増税による値上げ差益
1997年、消費税が3%から5%に引き上げられたことに伴い
タバコ全体が値上げされました。
税金が引き上げられたのだから値上げはあって然るべきですが、
これ、少しおかしくありませんか?
引き上げ前、当時セブンスター(ぼくの吸っているのと同じ銘柄です)は
220円で販売されていました。
製品の価格に消費税3%を加えたものが220円ですから
消費税の内訳は約6.41円となります。
これが消費税が5%になったことにより230円に値上げされました。
2%消費税が上がったのですから、2%分だけ値上げすればよいはずです。
しかし値上げされたのは10円。
この差額によってJTは年間500億円近くの利益を得ているそうです。
確かに2%分だけ値上げされてもおつりがひどいことになって不便この上ないのですが・・
なんだか納得のいかない話ですね。
さらに納得のいかない話は続きます。
2003年度の税制改革によってタバコの増税が決定された時
マスコミは「タバコ1本1円増税」と一斉に報じました。
これは誰がどう聞いてもタバコ1本当たり1年ずつ税収に加算されるものとしか
受け取れませんが、しかし実際のところはあくまでも「値上げ価格が1本1円」で
20本入りだと1箱20円の値上げであって実際の増税分は1本当たり0.82円で、
20本入り1箱当たり16.40円というのが現実で
残りの1本当たり0.18円はそのままタバコ製造業者の利益となるわけです。
別に業者が利益を得てはいけないとも思いませんし
売り上げが下がる分の補填ぐらいはあってもいいとは思いますが
こういう分かりにくい形でこっそり利益をあげられているとやはり
消費者としては気分のいいものではありません。
値上げは仕方ないとしても、不透明な形での値上げはできればしないでいただきたいものです。
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