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タバコの火の危険性
タバコは当然ですが火を付けて吸います。
これの危険性についても調べてみました。
1994年、千葉県船橋市で歩きタバコの火が母親と一緒に歩いていた3歳女児の目に飛び込み
大怪我させるという事故が起きました。
不幸中の幸いで、失明には至りませんでしたが、加害者はその場から逃亡
泣き寝入りするしかないという結果になってしまいました。
そのような事件によって昨今注目され始めたのは「歩きタバコ」の危険性です。
そもそもタバコの火というのは喫煙者自身はあまり気にしていませんが
800度に達する非常に危険なものです。
そんなものを振り回して公共の場を歩く・・・
タバコという形でわかり難くはなっていますが、火の付いたライターを
そのまま振り回して歩いていたらどれほど危険でしょうか(もちろん簡単に消えてしまうでしょうが)
タバコの火というのはそれ以上に危険なのです。
特に子供というものはなにが危険かということがわかっていませんし
目を離したらどこに走っていくかわかりません。
こどもが走って行った先にそのような凶器以外のなにものでもないタバコが待っていたら・・
考えるだけで恐ろしいです。
大怪我とは言わないまでも、歩きタバコに危険を感じている人は大勢います。
歩きタバコで焼けどをした、歩きタバコで服が焦げたなどよく聞く話ですし
そのような危険物が眼前で振り回されることによる精神的ストレスも相当なものでしょう。
「歩きタバコをしない」というのは最低限のマナーです。
それを「自分の勝手」などと言う人はタバコを吸う資格も権利もありません。
くれぐれも歩きタバコについては注意しましょう。
歩きタバコも危険ですが、タバコによる火事も無視できない件数になっています。
2003年度の火災発生件数は6779件で、そのうちタバコが原因とされている火災は
なんと6779件、全体の10%以上を占めています。
これは放火に次ぐ出火原因第2位で、これによる損害額は121億円にものぼり
タバコによる火災による死者は222人になります。
1年間で222人が少なくともタバコの火によって間接的に殺されているわけです。
しかも恐ろしいことに、タバコによる火災の出火原因として最も多く
全体の60%近くを占めているのが「投げ捨て」です
つまり無思慮な誰かが投げ捨てたタバコが3920件もの火災を生み
130人近くの命を奪っているということです。
その中にはもちろん歩きタバコの末に投げ捨てたタバコもかなりの割り合いで含まれていることでしょう。
実際に人がたくさん死んでいるのですから「勝手」ではすみません。
寝タバコにしてもそうです。
不注意で自分が焼け死ぬのは(不謹慎ですが)それこそ勝手ですが
火というものは燃え広がるわけで、1件だけの火災ですまないことが多々あります。
隣家にも燃え移り、財産を焼き、最悪無関係な隣人の命を奪います。
誰が責任を取れるでしょうか?
タバコを吸っているとタバコの火には慣れてしまいその危険性について鈍感になってしまいがちです。
しかしその危険性は思っているよりも群を抜いて高いのです。
これはマナー以前の認識の問題で、決して忘れてはいけないことだと思います。
タバコの危険性を訴えるキャンペーンだってただではありませんしね。
・歩きタバコをしない
・寝タバコをしない
・タバコの投げ捨てをしない
・タバコに火をつけたまま放置しない
この4つは絶対に守ってください。
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